2010年04月07日

気合いの入りすぎた雪山旅行

オーティスあゆみアメリカ通信

北海道にいたときは、わざわざ雪のある所に行こうなんて発想にはならなかったんですけど、やっぱりサンタローザにいると冬は雪が恋しくなります。

雪といえば温泉もついてきますが、もちろんこの辺での温泉はあまり期待できません。なので車で4時間かけて雪山に行ってきました。去年も行きましたが、今年は3連休を利用して、子どもたちは金曜日、学校休ませて、朝6時半に出発という、なんとも気合の入りすぎた雪山旅行でした。

今年は6家族が参加して家を一軒レンタル。離れもついていて、6家族が余裕で寝られるベッド数と、大人と子どもの2回に分けてですが、皆で食事も出来るというキッチンの広さ。さすがアメリカ!

洗濯機、ドライヤー、食器洗浄器をはじめ、殆どのものが設備されています。持っていくのは食材と衣類ぐらい。今回はビリヤード台も別室にあり、外にはジャグジーもあり、大人はジャグジーで雪見酒。なんともおつなものではないですか。

裏山は丘になっていたので、子どもたちはスノーボードやらスキーやら、ボブスレーやらと遊びまくり。近くにスキー場もあったので昼間はスキー場で遊び、朝と夜は裏山で遊ぶという遊び三昧の子どもたちで、それはそれは楽しそうでした。

大人はもちろん、ジャグジーと、食事が楽しくて、6家族とも妻は日本人だったので、メニューはカレーライス、豚汁、朝は鮭と納豆、なんて、まるで日本の食卓のようでした。

さて、気になるお値段のほうですが、この家、1軒借り切って、3泊4日、おとな10人、子供7人が余裕で寝られる広さで、約12万円。1家族2万円くらいでしょうか。あとは食費を皆で分担。この贅沢さはアメリカならではという感じがしました。私は久しぶりに4連休をもらって、かなりくつろいで楽しませていただきました。
僕は海だよ

(北海道民医連新聞 2010年2月25日号より)

2010年03月30日

Field-note 北の自然 マヒワ

Field-note 北の自然 マヒワ

マヒワは、冬越しのためにユーラシア大陸から、はるばる海を飛び越え北海道にやって来ます。大きさも見た目もスズメにそっくりですが、違いは色です。とっても鮮やかな黄色い衣を身にまとっています。

夏場ならよく似たカワラヒワという鳥がいますが、冬場はいないので、黄色い小鳥を見かけたらマヒワと思っていいでしょう。彼らは数十羽の群れになることが多く「チユイーン、ジュイーン」 と賑やかに鳴きながら、大好きなシラカバやハンノキの実をついばむ姿が、毎年これからの時期見られます。ただ、今年はどうも冬鳥の数がとても少ないようなのです。その少なさは冬鳥の極端に少なかった2004年に次ぐほどで、定番のツグミやアトリさえもあまり見かけないほどです。渡りの途中で餌が豊富にある年は日本まではやって来ないので、今年もそうなのかもしれません。人間にはちょっぴり寂しいですが、鳥たちにとってはいいことですね。

(北海道民医連新聞2010年2月11日号より)
タグ:マヒワ 冬鳥
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2010年03月09日

「普段どおり自然に」終末期のAさんと

看護現場からの発信
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Aさん(80代・女性)は、町営住宅でご主人と2人暮らしでした。09年3月、除雪をしたら左腕が痛くなったと来院し、左上腕骨骨折と診断されました。

Aさんは、B病院で07年に大腸がんと診断され、肺転移・癌性疼痛もあり麻薬内服中で、告知もされていました。当院受診後、B病院整形を受診し、骨折は装具固定で経過をみることとなりました。当診療所では、看護師が介護サービスの紹介をして、4月より訪問看護ステーションの利用開始となりました。

Aさんは、夫と家で暮らしたいとの思いがありました。B病院へは通院困難なこともあり、当診で往診管理とし、今後は最大限、家族と協力しながら在宅で療養しようと職員とご家族で意思統一しました。

5月26日疼痛が増強、意識混濁・低酸素状態となり、在宅酸素を導入し連日点滴管理となりました。疼痛によりご家族でのおむつ交換が困難なため留置カテーテルとし、連日のステーションによる訪問者護で午前中点滴と保清など、午後は診療所看護師が点滴終了時におむつ点検などを行いつつ、適宜往診としました。

当初ご家族は、がんの終末期は病院でとの意向でした。しかし何度も診療所、訪問看護ステーション、ご家族で今後について相談するうちに、在宅での看取りを決断しました。

麻薬の調整が行われ疼痛コントロールがされ、意識清明となり酸素吸入も中止となりました。夫と近所の息子さん夫婦が交代で昼夜介護しました。お嫁さんは疾患を持ちながらも献身的に介護され、元気なころはあまり行き来していなかった息子さんもそばで見守ってくれるなど、いい家族関係ができてきました。Aさんも家でずっと暮らせる安心感のためか状態も安定し、好きなものを少しずつ口にし、会いたい方とお話しもできました。

7月中旬、ご家族と面談をもち、医師から 「たとえみなが寝ている夜間に旅立たれても、ご家族と一緒にいられAさんは幸せだと思います。普段どおり自然にかかわりましょう」と話されました。お嫁さんは「介護しながら最後の時の準備を少しずつできました。亡くなった後のお義父さんのことも考えられるようになりました」と落ち着いて話されました。

7月20日深夜、ご家族に見守られながらの旅立ちでした。ご家族は、痛みがなく幸せな最期だったと満足されていました。

私たちは終末期に出会い、短いかかわりでしたが、最後まで気丈なAさんらしい生き方に感銘を受けました。また、ご家族と寄り添う中で、自然な形で、まさに「畳の上で…」最期を迎えることの意味を実感しました。これからも、「最後は長年住み慣れた家でこの地域で」との願いに応えていきたいと思います。

(黒松内診療所 看護師 三本木美智恵)

(北海道民医連新聞 2010年2月25日号より)
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2010年03月07日

新刊紹介 民主党の医療政策は私たちのいのちを守れるか? 日野秀逸著

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私たちの対応の方向示す

副題は「事業仕分けに見る民主党の医療政策!」 です。昨年の総選挙で、民主党が国民要求実現を公約に掲げ、大勝しました。しかし、鳴り物入りで行われた「事業仕分け」では「軍事費+アメリカへの思いやり+大企業優先」 の3点セットは対象から外され、後期高齢者医療制度の即時廃止など、公約の多くが先送りされています。

著者は、民主党が「構造改革推進」 の胎盤から誕生し、政権奪取のために小沢一郎氏によって 「福祉バラマキ政策」 へ転換した同党の足取りを検証するとともに、構造改革推進派と保守派、国民生活密着議員派の3つの勢力で構成され、支持層も平和主義・構造改革反対・福祉政策支持層と、日米安保維持・構造改革推進・小さな政府支持層が混在している民主党の体質と矛盾を指摘しています。その上で、批判もすれば後押しも、共同もする 「いのちと健康を守る大運動」 の戦略を説きます。

また、「自己責任」の否定からできた社会保障や経済学の原点に触れ、みんな幸福に生きる権利(憲法13条)があり、その必要条件が平和(同9条)と健康(同25条)だ〔9+25⊂13〕として 「経済合理人モデル」 ではなく 「憲法人モデル」を求めていくことを呼びかけています。 (天)(自治体研究社・1600円+税)

(北海道民医連新聞 2010年1月28日号より)
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Field-note 北の自然 ノリウツギ

Field−note 北の自然 ノリウツギ

冬の野山で、枝先にぶら下がっている可愛らしい花を見つけました。とは言っても生花ではなく、自然の風にさらされてできた天然のドライフラワーです。この花はノリウツギと言って、北はサハリンから南は九州まで分布する、高さ2〜3メートルになる落葉低木です。ノリウツギ(糊空木) という名は、むかし内皮から採れる粘液を和紙作りに利用したことと、枝が空洞になっているところから名づけられました。北海道ではサビタとも呼ばれますが、これはアイヌ語ではなく東北のなまりが北海道に伝わったものです。

大きな花のように見える部分は飾り花と呼ばれる虫を呼び寄せるためのイミテーションで、本物の花は黒く小さく結実しています。冬になっても花を落とさない姿は人々の関心を呼ぶのでしょう。和歌山県南部では娘を嫁に出すときに 「ノリウヅギの花が無くなるまで帰るな」と言って送り出す地域があるのだとか。他に、ある美しい女性が村の男性に恋心を打ち明けられたがどうしても気乗りせず「ノリウツギの花の散る頃には…」と返事をし、一向に散らない花に男性の恋は実らなかったという物悲しい話もあります。

(北海道民医連新聞 2010年1月28日号より)
タグ:ノリウツギ
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キャピタリズム マネーは踊る

銃社会の危険性を描いた「ボーリング・フォー・コロンパイン」、ブッシュ政権のイラク戦争を痛烈に批判した「華氏911」、企業本位の医療保険制度に切り込んだ「シッコ」などの作品で知られるマイケル・ムーア監督が、アメリカの資本主義にズバリ切り込んだドキュメンタリー映画です。

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2008年9月、リーマン・ブラザーズが破錠。多くの米国市民が住宅ローンを払えなくなり、銀行に家を差し押さえられます。映画は、何台ものパトカーを連ねてやって来た保安官が家のドアを破って立ち退きの強制執行をする衝撃的な場面から始まります。

差し押さえられた家の前で泣きながら家具を燃やす夫婦。突然解雇されて路頭に迷う労働者たち。受取人を会社にした生命保険を社員にかけ、社員が死ぬと保険金を全部会社が手に入れた事を知って妻や家族が怒る一幕など、まるで今日本で起きていることを見せつけられているようです。

資本主義が暴走し始めたのは、レーガンが大統領になり、弱肉強食の新自由主義がウォール街を支配するようになってからだと、ムーア監督はスピーディーな映像で畳みかけるように訴えます。1%の富裕層のために減税と規制緩和を進め、多くの人たちは懸命に働いても貧しい暮らしを余儀なくされています。

現在アメリカの失業率は10%に達します。資本主義は合法化された強欲なシステムだというメッセージが全編を貫き、この不公平なシステムをただしたいという熱い思いと怒りが伝わってきます。

突然工場を解雇された労働者たちが団結して、全国的な支援を受けて銀行から解決金を勝ち取る闘いも描かれます。立ち退かされた住宅の封鎖を地域住民が解除した闘いもあります。泣き寝入りする市民ばかりではありません。

弱い人たちへの共感と慈愛にあふれ、民主主義ってこういうことなんだと胸にストンと落ちました。

深刻なテーマですが怒りをユーモアにかえて描かれています。経済の仕組みがさまぎまな事例を通して理解できます。政治に無関心であってはならないと思いました。若い世代の人達にこそ観てもらいたい映画です。

樋口みな子

(北海道民医連新聞 2010年1月28日号より)
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いのちの山河 日本の青空U

老人医療費の無料化を実現した沢内村を描いた映画「いのちの山河」を観て、憲法25条(生存権)の大切さを痛感しました。

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憲法25条では「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と謳われており、生活に大きな格差があってはならないはずですが、最近の社会状況をみると、格差が生じ、そして深刻になってきているように思います。

映画では ”医療を受ける権利=高齢者の生存権” ということを柱にすえ、老人医療費無料化を実現した先駆的取り組みが描かれており、理想を追求することの重要さとともに、実現のために努力する人が必要だと思いました。

豪雪・貧困などにより沢内村では、死亡診断書を書いてもらう際に初めて医者に診てもらうという人が多く、少年時代にそのような光景を目にした深沢晟雄氏は、村を救わなければならないと使命感を覚えたのです。そして村長となり、医者を呼び、診療所を作り、村人達が天国のようだと喜ぶ村づくりを追求し続けました。

私は現在の格差社会にどこか諦めを抱いていましたが、諦めてしまうのではなく、投げやりになるのでもなく、まず現実を見つめ、国や政治のあり方を考えていかなければならないと感じました。命を守る医療や福祉に携わる者として…。

ソーシャルワーカーである私は、日々格差社会の現実を目の当たりにしています。住む家すらないホームレスの方や病院にかかるお金もないわずかな年金暮らしの高齢者の方々の暮らしぶりは、「沢内村」に通じるものがあるように思います。民医連が掲げる「無差別平等の医療・福祉」「無料低額診療制度」などが、このような人々を助け、健康といのちに格差のない社会を創造する第一歩となっているように感じています。

私はこの映画を観てあらためて私たちの役割の大切さを感じ、困難ではあるけれどもみんなで力を合わせて頑張っていこうと思いました。

田村史織(勤医協札幌西区病院・ソーシャルワーカー)
   ◇
道内では、4月3日に札幌市中央区・共済ホールで上映予定。

(北海道民医連新聞 2010年1月28日号より)
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2010年02月07日

健康ウォッチ 認知症との付き合い方と予防法

塩川 哲男

年をとってからの心配事で大きいのは「寝たきりになったら」と「ボケてしまったら」ではないでしょうか?介護保険ができて間もなく10年になりますが、「ボケても安心な社会」にはまだなっていません。現在、認知症の患者は200万人といわれ、今後も増え続けていくことは確実です。ここでは認知症のおさらいと、付き合い方、予防法などについて考えてみましょう。

■認知症とその原因

「痴呆」から「認知症」と呼び方が変わって5年、認知症という名称は広く知られるようになりました。

健康相談会などでは、「認知症とアルツハイマーはどう違うの?」 という質問がよく聞かれます。

認知症は、「いったん正常に発達した知能が、大脳の器質的病変により進行性に低下する状態」と定義されますが、認知症の原因疾患として最も多いのが「アルツハイマー型認知症(またはアルツハイマー病)なのです。つづいて血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などが主な認知症です。頻度は少ないものの忘れてはならない原因として、慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症といった外科的な疾患、エイズや梅毒などの感染症があります。

■診断

認知症と診断するためには、先にのべた定義にあてはまり、かつ家庭あるいは社会生活上、何らかの支障を来しているかどうかが重要です。診断には家族からの情報が欠かせません。

鑑別すべき状態として、生理的物忘れ、うつ病、意識障害(せん妄)などがあり、問診、心理学的検査(長谷川式スケールなど)、画像検査(CTまたはMRI)などにより総合的に診断します。

■治療とケア

アルツハイマー病の中核症状(記憶障害、判断力低下など) に対する薬としてはアリセプト(R)のみが保険適用になっており、認知障害の進行を遅らせることが期待できますが、治癒や進行を停止させることはできません。

周辺症状(徘徊、暴力などの行動異常や抑うつ、妄想などの心理症状。総称して最近はBPSDということが多い)に対しては、向精神薬や抑肝散(よくかんざい)という漢方薬がしばしば有効です。昔の思い出などを語ってもらう回想法によって情動の安定効果がみられることもあります。

同時に介護者の多くは疲労し、うつ的になることや虐待を防ぐためにも、介護負担の軽減をはかるための具体的な処置(デイケアやショートステイの利用)が必要なことも少なくありません。認知症ケアにおいては、その人を中心としたケア (パーソン・センタード・ケア)や共感して接する(バリデーション) といったそれぞれの状態に合わせた個別的ケアが有効と認められつつあります。

■認知症は予防できる?

アルツハイマー病のワクチン療法が研究されていますが、今のところは、残念ながらまだ答えは「ノー」です。しかし、どういう人が認知症になりやすいのかかなりわかってきており、下記のような点に注意するとよいでしょう。

■もの忘れ外来

ご自身あるいはまわりに心配な方がいる場合、「もの忘れ外来」 の受診をおすすめします。もの忘れ外来では、(1)認知症かどうか(2)認知症ならどの程度か(重症度)(3)どのタイプの認知症かなどの診断と同時に、治療やケアについても提案していきます。北海道勤医協では、札幌西区病院とメンタルクリニック東が、もの忘れ外来を行っています。まずは、ご相談ください。

《連絡先》
札幌西区病院
011-663-5711
第1、第3木曜日の午前
(予約制)

メンタルクリニック東
011-789-6100
毎週木曜日の午前
(予約制)

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アメリカ・アルツハイマー病協会が提唱する脳を守る10の方法

1.頭が第一
健康は脳からです。最も大切な身体の一部である脳を大切にしよう。

2.脳の健康は心臓から
心臓によいことは脳にもよい。心臓病、高血圧、糖尿病、脳卒中にならないように、できることを毎日続けよう。これらの病気があるとアルツハイマー病になりやすい。

3.自分の値を知ろう
体重、血圧、コレステロール、血糖を望ましい値に保とう。

4.脳に栄養を
脂肪が少なく抗酸化物(ビタミンEなど)の多い食品を摂ろう。

5.体を動かす
身体の運動は血液の流れをよくし、脳細胞を刺激することになるかもしれない。1日30分歩くなど、心と体をいきいきさせるためにできることをしよう。

6.心のジョギング
あなたの脳をいきいきさせ、ものごとに関心をもつことによって、脳の活性を高め、脳細胞とそのつながりの余裕が生まれる。読む、書く、ゲームをする、新しいことを学ぶ、クロスワードパズルをしてみよう。

7.他の人とのつながりを
身体と心と社会の要素を組み合わせた余暇活動は、認知症を防ぐ最もよい方法かもしれない。人との付き合い、会話を交わし、ボランティアをし、クラブに加わり、学習してみよう。

8.頭のケガをしない
頭のケガをしないように注意しましょう。シートベルトを使い、転ばないように家の中を整理し、自転車を乗るときにはヘルメットをかぶろう。

9.健康な習慣を
不健康な習慣を避け、タバコを止め、飲み過ぎないようにし、麻薬をつかわないようにしよう。

10.前向きに考え今日から始めよう
あなたの明日を守るために今日からできることをしよう。


(北海道勤医協友の会新聞2010年2月1日号より)



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2010年02月01日

「電話してくれるのはこの病院だけだよ」

看護現場からの発信

西区病院看護スタッフ

A氏(67歳・男性)は07年5月、他院で胃癌と診断され手術をすすめられていました。 尋常性乾癬でプレドニンを内服していましたが、薬の減量がなかなか進まず、その後治療を中断していました。09年6月に全身倦怠感と右季肋部痛の症状があり、同じ病院に受診したときには、肝転移の末期状態でした。妻のかかりつけであった西区病院に通院希望され、7月に来院しました。

受診後に、2年目め看護師より、気になる患者さんがいるとのことでカンファレンスにかかり、看護歴35年目の看護師がプライマリーナースとなり、参加型看護計画を提示することになりました。

当初は参加型看護計画について、「心配してくれるのはうれしいが、あまりわずらわしいのは好きじゃない」と拒否反応もみられました。病気についても「あとは死ぬだけだ。自分のことが自分でできなくなったり、立てなくなったら入院を考えている。妻には迷惑をかけたくない」と語り、奥さんも、「本人が決めていることなので、したいようにさせてやりたい」と話していました。しだいに痛みも増し、麻薬を増量する中、入院をすすめられても「まだ、自宅で頑張りたい」と訪問看護や往診も拒否されました。私たちは毎日電話で状況を確認し、あきらめずにかかわりました。

A氏から「痛みが楽になったよ。これから山歩きでもしたい気分だ。気にかけてくれてとてもうれしいよ。電話してくれるのはこの病院だけだよ」と話してくれました。しかしその4日後には立ち上がりも困難、意識もうろうとなりました。さらに4日後、家族の説得で入院を決めた翌日の朝、自宅で永眠されました。

その後外来で、初めての家族訪問に行きました。奥さんからこれまでのA氏の生活や最後まで気丈にがんばった様子をうかがいました。予後も厳しいといわれた後は、疎遠になっていた息子さんとの時間をもつことができ喜んでいたことや、最後まで自分でトイレに行くことにこだわり、トイレの外で力尽きたことを知りました。その中でA氏が最後に奥さんに送った「二人の楽しい時間をたくさん作ってくれて感謝している」という愛情のこもったメールを見せていただき、みんなで涙しました。奥さんは「夫は西区病院に来てよかったと言っていました。だから私の言ったとおりでしょと話したの」と教えてくれました。

終末期の患者・家族の揺れ動く思いに寄り添うということは、私たちのあきらめずにかかわる看護実践なのだと確信しました。また、参加型看護計画の実践は外来でも、患者・家族が安心して思いを伝える信頼関係を築くことにつながると、確信を深めることができました。(西医病院 看護師 遠藤 絹子)

(勤医協新聞2010年1月11日号より)
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2010年01月04日

虫歯の治療に12万円!

オーティスあゆみアメリカ通信

ベネフィット(保険) のこと、書きましたよね。

早速給料から天引きで子供たちの歯の保険料もひかれています。なので活用すべき! と思い、子供たち2人を歯医者に連れて行きました。

長男の海はちょっと八重歯っぼい歯があって、こっちだとこういう歯は嫌がられるからな…と思っていたら案の定、歯科矯正が必要だと言われました。親知らずもあり抜歯も必要かもと。

まずは矯正専門の歯科医(Orthodontists)を受診して判断してもらうようにと。以前陸が歯科矯正の治療を受けていたので、おなじ歯科医を受診しました

とても歯が込み合っているので上下両方とも矯正が必要で、親知らずの抜歯は今じゃなくてもだいじょうぶだといわれました。さて、この矯正、保険のカバーは微々たるもので陸が以前に治療したので、2人目ということで5万円引きのファミリーディスカウントがついて総額4875ドル。50万円くらいでしょうか?(今、円が強いんですよね〜)

最初の頭金が875ドル、その後ほ月々200ドル払いの20ヶ月ローン。これはもちろん、金利がつかないローンです。

え? と固まっていましたが、「お願いします!」と即答する夫。なぜに?

「歯は大事だから何をおいてもこの治療は必要だ」やっぱ、そうなのか、アメリカは…。

日本だったら、こういう歯の人、いっぱいいるんだけれど…。しかし、海も15歳。やっぱ歯は大事なのかとも。「あの時歯を治してくれなかったから、彼女が出来なかったんだ!」って、あとでいわれるのは辛い。しぶしぶローンの申し込み用紙にサインする私。

そして次男の陸。今度は虫歯が6本。「すごく小さいから2回の通院で全部直せます。しかもエアーブラシを使って、無痛で簡単に治せますよ!」って。6本の虫歯治療、総額1200ドル(約12万円)、これって、65%の保険のカバーの後の金額。「良かったですねー、保険があって。65%もカバーされるんですよ…」。

でも、虫歯の治療に12万円って、どういうこと?「大丈夫ですよー、月々98ドルの12回払いで無利子です〜」

ああ、アメリカよ! 歯医者の治療費ほ何とかならないものかね〜。

(北海道民医連新聞2010年1月1日号より)
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