2010年05月04日

新刊紹介 国保はどこへ向かうのか 再生への道をさぐる

kokuho.jpg智恵を出し合う手がかりに

国民健康保険は国民の約4割、4737万人が加入する公的医療保険です。しかし2割が滞納世帯。その制裁として「資格証明書」が発行され、事実上無保険状態に。市営住宅の入居など行政サービスを制限する芦別市の例も紹介されています。差し押さえ、延滞金まで請求され、サラ金を使って支払っている例も。

国保加入者の多くは低所得者です。事業主負担がないため、国の財政措置が欠かせません。しかし、国の負担割合を削り続けたため保険料は高く、3割の窓口負担が払えずに手遅れ死する事例も生まれています。

民医連歯科医が「口腔健康破壊にみる経済格差」 の実態を告発しています。深刻な子どもの虫歯、不規則で不安定な生活のため治療を受けられない青年、寝たきりの高齢者の舌苔…。お金のない人が歯科治療から遠ざけられている実態がリアルに報告されています。

「加入者がお金を出し合い医療費を補助する助け合い制度。だから保険料を払えない人にはペナルティ」。これが行政の説明です。私的医療保険と何も変わりません。「社会保障」としての国保をどう再生するか、本書も手掛かりに知恵を出し合うことが求められています。(天)(新日本出版社・1500円+税)

(北海道民医連新聞2010年4月8日号より)
ラベル:国保 資格証明書
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2010年05月03日

Field-note 北の自然 ジンヨウイチヤクソウ

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植物の中には、葉をすっかり落として春を待つものと、葉を残したまま待つものの2つのタイプに分けられます。ジンヨウイチヤクソウは後者のタイプ。一年を通して緑の葉をつけています。

名前は、「葉が腎臓の形に似ているイチヤクソウ」という意味で、イチヤクソウ(一薬草)というのは利尿剤や強心剤、切り傷のぬり薬など、ひとつの薬草でいくつもの効用があることから名づけられたようです。

針葉樹林の林床によく生えている植物なのですが、葉だけのときは地面から数センチ、初夏に花が咲いても15センチ程度と小さいことと、この時期は他に目立つ花がたくさん咲くので注目されることは少ないかもしれません。

ですが、雪解けの林では真っ先に顔を覗かせてくれる植物で、丸い艶やかな葉には葉脈が浮き出るように白い斑 (ふ)が入っていてなかなか可愛らしいのです。山へお出かけの際は、ぜひ注目してみて欲しいなと思います。

(北海道民医連新聞2010年3月25日号より)
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DVD紹介 どうするアンポ 日本平和委員会・日本電波ニュース

どうするアンポ米軍基地ノーが大多数

在日米軍の是非を問う116人もの街頭インタビューに引き込まれます。

「日本が攻められたら恐いから必要」とスーツ姿の紳士。「そんな事を聞かないの」と怒るおばあちゃん。首をひねり 「よくわからないわ」と戸惑う女性。「女性が危険に晒されるから要らない」とメイド服の若者…。

政府・マスコミは盛んに「日米同盟」 の重要性を訴えますが、多くの人が「米軍基地はいらない」と考えていることが分かります。

「日本はアンポで守られている」と言う人も、一日中、戦闘機の騒音に悩まされている米軍基地周辺住民の苦悩や、巨額の 「思いやり予算」、「米兵による殺人事件」などの実態を知れば、考え方も変わるのではないでしょうか。

軍事評論家の前田哲男さんは、「アメリカの戦略のために、日本は基地とお金を使っている。アメリカにとってこれほど都合の良い基地はない」 と指摘します。

安保改定から50年、アメリカが辺野古沖に新基地建設要求を突き付けるなか、安保廃棄を求める運動に多くの人々が立ち上がっています。安保と兵器で武装するよりも、このDVDで理論武装して日本を戦争から守りましょう。57分。(渋)(日本平和委員会/日本電波ニュース社・5000円+税)

(北海道民医連新聞2010年3月25日号より)

『どうするアンポ』専用ブログ
http://anpo50.seesaa.net/

DVDのケースの表と裏(PDF)
http://anpo50.up.seesaa.net/image/A3B2.pdf
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2010年05月01日

Field-note 北の自然 飛びフンの理由

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久しぶりに洗車をして、ピカピカになった愛車を前に二ンマリ。でも、いざ出かけようとしたら、ボンネットには無残にも鳥のフンが…なんていう経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。私なんぞは車どころか自分の体にも引っ掛けられたことがあります。

全くもって迷惑な話ですが、鳥が飛びながらフンをするのにはこんな理由があります。空中を飛ぶためにはできるだけ体を軽くしなければなりませんね。そこでフンが少しでも溜まると、自動的に外に押し出す仕組みが鳥の体には備わっているのです。

軽量化の仕組みは他にもいろいろあって、普通、脊椎動物であれば骨の中は網目状になっているものですが、鳥は空洞になっています。翼が2メートルもある大型のグンカンドリでさえも、骨の重さはたったの100gしかありません。更に、雌の右側の卵巣と卵管は退化してしまって無いし、残った左側も繁殖期以外は大変小さくなっています。鳥たちは大空を滑空するのと引き換えに、無駄なものを一切脱ぎ捨てたのですね。

(北海道民医連新聞2010年3月11日号より)
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新刊紹介 ルポ貧困大国アメリカU 堤 未果 著

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これからの日本が見える

2008年のアメリカ大統領選挙は国民を熱狂させた。住宅ローンが払えずトレーラーハウスに住んでいる女性は「今日という日を待ち望んでいました。オバマなら必ずこの状況を変えてくれる」とまくし立てた。高すぎる医療費が払えず取り立て業者に脅されている男性は 「これ以上払わないと刑務所行きだというのです。オバマの公約の国民皆保険に期待します」と1票を投じた。

公的医療保険制度がないアメリカでは、国民は民間の保険会社に加入し高額な保険料を支払っている。無保険者は医療機関から診療拒否されるため、法的に診療を拒否できないERにかけこむ。そして病院は赤字が拡大し閉鎖に追い込まれていく。多額の学資ローンが払えず大学を追われる学生。大学を卒業しても仕事はなく、恐ろしく利息が高いローンだけが残る。刑務所でさえ経費は受益者(?)負担であり、受刑者は刑務所での高い食費と日用品代を稼ぐために低賃金労働を強要され、出所時には多額の借金を抱えている。教育も医療も刑務所などの更正施設もアメリカではすべてビジネスの対象であり、利益を生む商品なのだ。

「チェンジ」を掲げたオバマ大統領の政策も破綻していく。アメリカの医師は言う。「医療現場が奪われたものは、患者と医師とのつながりや、医師としての誇り、充実感です。…アメリカが今つきつけられているのは、本当はもっとずっと深い部分でのチェンジではないか」と。これからの日本が見える1冊だ。(高橋純子・函館稜北病院総師長)(岩波新書・720円+税)

(北海道民医連新聞2010年3月11日号より)
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ストーム

オーティスあゆみアメリカ通信

前回は楽しい雪山での休暇の話でした。楽しい3泊の旅を終え、さて帰る日となったのですが、不運にもストーム(吹雪) が待ち受けていました。現地のテレビニュースで夫達はずっとチェックしていました。早めに出発して帰るとやら、とにかくチェーンをつけて帰るとやら、なんだか騒がしいことになっていました。

私たちも午前のうちに出発することにして、借りていたスノーボードとスキーをまず返却に行きました。ところがその返却の間からなにやら雲行きが怪しくなり、泊まっていたバケーションハウスに戻るころには、もう、吹雪。なにが大変って、曲がる道の、道の名前が全部雪で隠れて見えなくなっていて、交差路に行くたびに、助手席にいる私が車から降りて、道の標識にたまった雪をジャンプしてマフラーで取り払うという厄介な作業を繰り返し、無事到着。

雪が降ってそれはそれは大喜びの子供たちと、チェーンを取り付けてこれから車を運転するのか…という不安げな親達とのこの違い。そして出発して5分後にはチェーンが絡んで変な音を発生し、そのたびに車を路肩に止めてチェーンを少しずつずらすという作業まで加わって、まったく大変なドライブになりました。

何せ私は女友達と2人、プラス自分の子供とその友達の子供という5人組だったので、大人の男の人がいなくて大変だったんですよね。でも何故か、海が車から降りてチェーンの取り外しをやってみたり、ちょっと運転席に乗って車を少しずつ前に出してみたり…。違う意味で怖いこともあったんですが、チェーン規制による約4時間の渋滞を乗り越えて、無事に帰ってこれたのです。

途中、雪道がなくなったところでは、路肩に人がたくさん並んでいて、15ドルでチェーンをはずすという仕事をしていました。もちろん私は何のためらいもなく 「おねがいしま〜す」と15ドル払いましたけどね。あとから皆に『北海道人なのに、チェーンの取り外し、出来ないの?』って言われたんですけどね。『スタットレスだからチェーンはつけたことがないんだよ!!』

多分こんな話をしても、北海道のみんなは「それで〜?」 って、読んでいるんでしょうね。

(北海道民医連新聞2010年3月11日号より)

充実した「療養指導」をめざすとりくみ

看護現場からの発信
勤医協ぽぷらクリニック

ぽぷらクリニックには現在、年間約1000名の糖尿病患者さんが通院しています。これまで糖尿病療養指導を行ってきましたが、一度きりの指導に終わってしまい、継続的なかかわりができていませんでした。

2007年6月に体制の見直しを行い、予約枠を作成し療養担当者を決めました。はじめは数名の予約でスタートしましたが、一般外来の血糖コントロール状態の悪い患者さんや初めて糖尿病と診断された患者さん、今までかかわってきて気になる患者さんを予約して、少しずつ増やし続け、継続したかかわりを持つことができてきました。

外来の看護活動方針の中にも、プライマリー・患者参加型看護計画の実践を位置づけ、一人一事例を目標にとりくみ始めました。糖尿病外来時にあわせた予約枠の活用や、継続してかかわれるように書式の改訂など業務改善も行いました。あわせて看護師の学習会や、院内外の学習会へ参加し、療養指導をどのように行っていくのか、その都度話し合いながら進めてきました。

現在は、約100名の患者さんへ継続療養指導を行っています。方法は患者さんによってさまざまですが、来院のたびに声かけをして、療養を応援してきました。その結果、約9割の患者さんが、HbA1Cが改善するか、あるいは悪化しないで療養が継続されています。その中から1つの事例を紹介します。

◆  ◆  ◆
(Bさん40女性 T型糖尿病)

Bさんは、インスリン治療を続ける中、低血糖にて中央病院への時間外受診が続き、療養への不安を強く持っていました。担当看護師を決め、来院時には必ず面談を持ち、日常の思いや療養の不安、頑張っていることなどを聞き、かかわってきました。自宅での様子、低血糖対応などを確認するため自宅を訪問しました。高校生の娘さんの支援が大きいことを訪問して初めて知ることができました。Bさんは、「自分の担当の看護師さんがいることは、とても嬉しいし安心できる」と話してくれました。

継続してかかわっていくことで、「自分の看護師さん」と思ってもらえる信頼関係ができ、「一人で治療しているんじゃない」という思いが患者さんを支えていると確認できました。

個別の生活スタイルに合った目標をお互いに確認しあうことで、患者さんが不安を素直に話せたり、治療に積極的にとりくめるようになります。それが患者さんが正しい知識を持ち、安心して療養を続ける力になっていると考えています。

今後も療養指導について学習を深め、充実したものを目指したいと思います。(北区ぽぷらクリニック看護師 青山夕香里)

(勤医協新聞2010年3月11日号より)
ラベル:療養指導
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2010年04月19日

健康ウォッチ 動脈硬化と脂質異常症について

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悪化するまで症状が出ない恐ろしい病気

日本人の死因の第1位はがんですが、第2位、第3位の心疾患、脳血管疾患をあわせるとがんと同じくらいの人が亡くなっています。その心疾患や脳血管疾患の原因の多くが動脈硬化といわれています。

動脈硬化には、さまざまな病気や生活習慣などが関係していますが、脂質異常症(高脂血症)は動脈硬化ともっとも関係の深い病気のひとつです

■動脈硬化とは

「動脈硬化」と聞くと血管そのものが硬くなるというイメージをもたれると思いますが、実際はただ硬くなるというよりは、血管の壁が厚くなり、血液の流れる内腔が狭くなることを示しています。

いくつかパターンはありますが、もっとも重要なのは、血管の壁の中に脂がたまってコブ(プラーク)ができ、それが血管を狭める動脈硬化です。


■動脈硬化が起こると

では動脈硬化が起こるとどんな症状が出るのでしょうか? 答えは「ほとんど症状はない」です。動脈硬化は初期の段階では全く症状はなく、狭窄がひどくなって、血流が悪くならない限り症状はでません。ですからかなり進行するまで見つからないことが多いのです。

動脈硬化が進行して血流が悪くなってくると、その先の臓器に十分血液が届かず、血流不足による症状が出てきます。たとえば、心臓の血管なら狭心症、脳の血管なら「一時的な脳梗塞」といわれる一過性脳虚血発作です。また、コプを覆う膜が破れると、そこで血液が固まって突然血管をふさいでしまうことがあります。そうなるとその先にある臓器に大きな障害を与えます。たとえば、脳への血管が詰まれば脳梗塞、心臓を養う冠動脈が詰まれば心筋梗塞となります。これらは起こしてしまうと命に関わることがあり、助かっても重い後遺症を残すことがある病気ですので、起こさないように予防することが大切です。言い換えれば、動脈硬化を起こす原因を減らすことがとても重要なのです。

■動脈硬化の原因

ではその動脈硬化の原因とは何でしょうか? 高血圧、糖尿病、喫煙などいくつかありますが、今回はその中から脂質異常症についてお話したいと思います。

「脂質異常症」とは最近の呼び名で、以前は「高脂血症」と呼んでいました。血液中の脂の量に異常をきたす病気です。

一言で「脂」といってもいくつか種類があり、動脈硬化に最も深くかかわるのが「コレステロール」です。このうち肝臓から全身に向かって運ばれているものを「LDLコレステロール」と呼びます。別名「悪玉コレステロール」とも呼ばれ、これが増えると血管の壁にコレステロールが入り込み、動脈硬化を起こします。反対に全身から肝臓に運ばれているのが「HDLコレステロール」で、「善玉コレステロール」とも呼ばれ、こちらは減ってしまうと動脈硬化を起こしやすくなります。LDLコレステロールや中性脂肪が多い状態、あるいはHDLコレステロールが少ない状態を「脂質異常症」といいます。

■脂質異常症になると

脂質異常症になると、どんな症状がでるでしょうか? 実は脂質異常症に症状はありません。したがって、健康診断などで脂質を調べる目的で血液検査をしないと見つかりません。平成18年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によれば、脂質異常症の疑いのある人は全国民の3人に1人以上(約4000万人) にもなるそうです。

この新聞を読んでいる友の会員の皆さん、最近健康診断受けましたか?実は脂質異常症かもしれませんよ。

脂質異常症は生活習慣病の一つに数えられていますが、生活習慣が良ければならないという病気ではありません。痩せていても、健康的な食事・運動をしていても脂質異常症になることがあります。遺伝性の脂質異常症もあるからです。

「自分は大丈夫」とは思ずに、まずは健康診断で脂質異常症があるかを調べてみましょう。それがあなたの生命や人生を狂わす可能性のある脳梗塞、心筋梗塞の予防につながっていくのです。

動脈硬化の合併症

(北海道勤医協友の会新聞2010年3月1日号より)
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2010年04月07日

映画案内 おとうと 山田洋次監督作品

「寅さん」の渥美清が、鉄郎の笑福亭鶴瓶になった…? そんな感じがする山田洋次監督の映画「おとうと」です。東京の私鉄沿線、商店街の一角にある高野薬局を女手一つで切り盛りするしっかりものの姉が吉永さゆりで、誰もが見放しそうな弟、いえ、みんなが見放した弟を見事にフォローします。

現代劇らしく、忙しい医師の姿や、身寄りのないお年寄りが入所できるグループホームが登場したり、認知症になりかかった義母が同居していたり…。現在の社会をチクリと風刺しながら、こんな社会を作りたいという気持ちも込められている映画です。

郊外型の大型店舗に消費者を奪われがちな現在ですが、地道な地域商店街のつながりも映し出しながら、地域社会の有り様も考えさせられる作品でした。

1960年の市川崑監督による映画「おとうと」 に敬意を表して制作され、映画からさらに絵本が誕生しました。

山田監督は編集途中のフイルムを見ながら、「何も大きなことは起きないんだけど、こんなごくごく当り前の会話や振る舞いを見ているだけで何だか涙が出てくる」 と語ったそうです。道内各劇場で上映中。(釣本道子・県連事務局)

(北海道民医連新聞 2010年2月25日号より)
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Field-note 北の自然 ニワウルシ

Field-note 北の自然 ニワウルシ

雪原を歩いていたら、頭上から「シャララララ」と透明感のある繊細な音が聞こえてきました。見ると枝先にぶら下がった二ワウルシの実が風に揺られて音を立てているのでした。ほとんどの樹木がとうの昔に種を落としている中、まだこんなにもたくさんの実をつけているとは、なんてのんびり屋さんなの!…と思わず言いたくもなりますが、どうやらそれにはちゃんと訳があるようですよ。

二ワウルシの実は、薄い翼の真ん中に丸い種がちょこんとくっついていて、サーフボードに乗ったサーファーのような姿をしています。これが風に乗ってふわりと飛んで行くのですが、枝先に長く残しておけばおくほど乾燥して軽くなり、風に乗りやすくなります。また、この実はしっかりとくっついていて、ちょっとやそっとの風では落ちません。弱い風と強い風、どちらが遠くまで種を運んでくれるのかを考えると、なぜだか理由が分かりますね。そう、より遠くに運んでくれる強風でしか落ちないよう、わざと落ちにくい仕組みになっているのです。遅くまで種を残しているのには、こんな理由があるのですね。

(北海道民医連新聞 2010年2月25日号より)
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