2008年10月10日

高校生の進路探求学習ゼミナールで研修医熱く語る

研修医熱く語る

 「医師や看護師、薬剤師をめざす高校生に、地域医療のやりがいを知らせたい」。勤医協中央病院・医学生室の働きかけが実り、8月27日、北海道札幌旭丘高校の「進路探求学習ゼミナール」に同院の研修医、薬剤師、看護師が講師として招かれ、高校生80人に医療で働くことの魅力を語りました。 (渋谷真樹記者)

 今野聡さんたち医学生室の担当者は「高校生一日医療体験」を紹介し、参加者を募るため、毎年春に札幌市内外の学校を回っています。

 旭丘高校を訪れたとき、稚内市で今年三月に小中学生向けに進路探求・医師講座を開き、好評だったことを紹介すると「ぜひわが校でも」という話になりました

■魅力を伝えたい

 「生徒にとって進路選択の羅針盤になるような企画にしよう」。同院の医学生委員会ではプロジェクトチームをつくり、研修医6人、看護師3人、薬剤師1人の講師を集めました。

 「自分も医師になりたい」と思うような、心を揺さぶる内容を研修医が語ろう、看護師も薬剤師も後輩をつくるつもりで話そう。1時間でどれだけ「命を守る仕事」の魅力をアピールできるか、進路の悩みとはどんなものか、生徒たちの夢をふくらませたい。何回も議論して知恵を出し合いました。

 医療の仕事を紹介するとともに「講師自信がなぜこの道を選んだか」その歩みや経験を率直に話すことにしたのです。職員たちは業務の合間にスライドをつくり、打ち合わせとリハーサルを重ねました。

■生徒の目線に立って

 いよいよ当日。高校2年生が20人ずつの4クラスをつくり、各2、3人の講師がつきました。

 生徒一人ひとりの顔を見ながら「私はとくに夢もないまま高校で3年間をすごし、進路希望を聞かれるのがプレッシャーでした」と話しはじめた研修医の佐藤健太さん。「働くならやりがいのある仕事を」と探していたとき、好きな女の子から「ケンちゃんは医者が似合うよ」と言われて医学部にすすんだ、と告白すると、それまで緊張感のあった教室がドッと笑いに包まれました。

 「自分の専門外だからと患者を断るのは医師側の理屈。なんでも診療できる医師になりたい、という強い思いがあり、地域密着型の小さな病院で実習しました。そこで大学の専門医とならぶ実力をもった志の高い医師と出会い『総合診療医』をめざしました。多くの人たちとの出会いで自分の道が定まってきたんです」という率直な話でした。最初は緊張して照れくさそっにうつむいていた生徒も、医師の語る本音に引きっけられ、目が輝きだしました。

 「佐藤先生の高校時代も、いまの自分とあまり変わらなかったようで安心した」「自分たちの立場になって具体的に話してくれたので、わかりやすかった」と、生徒は感想を寄せています。

 看護師の柳川真伊さんは同校出身です。患者さんの体調観察、生活支援のほか、他職種との打ち合わせなど、医療現場をささえる看護師の仕事を紹介しました。

 看護師をめざしている我妻佳奈さんが「看護体験をしたとき半日だけで足がパンパンになった。体力がないとダメですか?」と質問。「夜勤があるから、ある程度の体力は必要だけど、一番大切なのは優しい気持ちです」。後輩をまっすぐ見つめて明るく答える柳川さんに、我妻さんは笑顔でうなずき返しました。

■反応に手ごたえ

 このとりくみは講師になった職員にとっても刺激的でした。佐藤さんは「みんな真剣に話を聞いていた。次の機会があれば、スモールグループディスカッションをとり入れたらいいね。もっと工夫してみたい」。生徒の反応に手ごたえを感じ、もっと語りたいと意気込んでいます。

 「こういう形で公教育に医療機関が関わることは、地域の医師・看護師不足の解消につながります。当院に興味をもってくれた人もいたと思います」。今野さんはこの経験をさらに広げていきたいと考えています。

(民医連新聞 2008年10月6日号より)

・関連情報
旭丘高校の進路座談会に参加して - 研修医日記2008
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2007年10月27日

町で唯一の療養ベットを高齢者の共同住宅に転換

勤医協黒松内診療所
民医連新聞2007年10月1日号より。3.12MB(06:49)

 TBS「噂の東京マガジン」(7月1日)が放映した、北海道・黒松内診療所。今年3月、やむなく14床あった入院ベッドを閉じ、無床診療所になりました。6月、病床スペースは9人の共同住宅として再スタート。経営を成り立たせ、行き場のない患者を守ろうと、知恵を絞る職員の奮闘と思いを取材しました。 (川村淳二記者)続きを読む
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2007年08月24日

ホスピスケア病棟準備中 全室差額なしは北海道初

勤医協中央病院緩和ケア診療部スタッフ
民医連新聞2007年8月20日号より。2.85MB(06:14)


 北海道勤医協・中央病院は、札幌市東区の中核病院です。一般病床319床と回復期リハビリテーション病床54床をもつ、臨床研修指定病院です。いま急性期医療を担う病棟の一部に、がん末期の患者さんなどを対象にしたホスピスケア(緩和ケア)病棟を開設する準備をすすめています(10月1日オープン)。室料差額をとらないホスピスとして注目されています。急性期病棟との連携で経営改善や、癒しの医療の発展も期待されます。ホスピスケア病棟準備室からの投稿です。続きを読む
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2007年08月11日

世界に届け、子どもらの声

母と娘で行く原水禁世界大会長崎

千羽鶴を持つ親子

 8月7日から被爆地・長崎で開催された原水爆禁止2007年世界大会に、北海道から170人の代表が派遣されました。そのうち76人は道民医連の代表です。代表団には中央病院事務の奈良寿実さん(41)と娘の可那子さん(10)ら、3組の親子が含まれます。

 奈良さんにとって広島と長崎は、一度は行っておきたい場所でした。それも、子どもを伴って。続きを読む
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2007年07月20日

中病に待望のホスピスケア病棟 10月開設にむけ準備

勤医協中央病院緩和ケアチーム

 勤医協中央病院に4月、緩和ケア診療部が発足しました。同診療部では、がん患者への緩和ケアに関する相談活動などを行うとともに、北海道民医連初のホスピスケア病棟の10月1日オープンに向けた準備をすすめています。続きを読む
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2007年06月30日

「医療9条の会・北海道」で香山リカ氏が記念講演

香山リカ「改憲は損」と訴えよう


北海道民医連新2007年6月28日号より。1.2MB(02:37)

 活発な評論活動をしている精神科医の、香山リカさん(帝塚山学院大教授)が6月16日、札幌市北区の北海道大学・クラーク会館講堂で講演しました。「九条の会・北大」「医療九条の会・北海道」が共催し、市民、大学・医療関係者ら270人が参加しました。
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2007年06月23日

中央病院に10月ホスピスケア病棟がオープン

小林医師&加藤師長
北海道民医連新聞2007年6月14日号より。1.66MB(03:37)


全室差額なしは道内初
 勤医協中央病院が、がん終末期の患者さんなどを対象にしたホスピスケア(緩和ケア)病棟の開設準備を進めています。
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2007年06月04日

生活保護の母子加算減額に22人が道に不服請求

 生活保護受給者のうち15歳以下の子どもをもつ一人親世帯に支給されている母子加算が今年4月から削減されたことに対し、札幌や小樽など道内4市在住の受給者22人が5月18日、減額処分の取り消しを求め、不服審査請求を道に行いました。
 生活保護受給者の支援をしている「北海道生活と健康を守る会連合会」(道生連、三浦誠一会長)によると、母子加算の削減に対する不服審査請求は全国で初めて。記者会見した道生連の佐藤宏和事務局長は、「生活実態を無視した削減は生存権を定めた憲法25条の理念と生活保護法に反する。請求が棄却された場合は裁判を起こすことになる」と話しました。
 厚生労働省は、一般の母子家庭より生活保護世帯の収入が多くなるケースがあることを理由に、基準額に上乗せ支給している母子加算(月額2万円〜2万3千円)を今年度から3年間で段階的に削減・廃止する方針。削減額は月額約7千円〜9千円になります。16歳〜18歳の子どもへの加算はすでに2006年度末で廃止されています。
 不服審査請求をしたのは札幌市13人、小樽市6人、函館市2人、苫小牧市1人の21歳から59歳の女性。 申請書に添付された請求者の手記は、「パートの仕事をしていますが、私は1日1食しか食べられません。そんな生活が4月から続いています。母子加算の縮小は死活問題です」「修学旅行の積み立ても危うく、断念させなければならないのかと不安です」などと窮状を訴え、母子加算の削減を行わないよう求めています。
(北海道民医連新聞2007年5月31日号より)
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2007年06月03日

梅の香漂う

羊蹄山と梅林公園

 5月中下旬にかけて、壮瞥町の梅林公園は甘い香りで包まれます。洞爺湖越しに残雪を冠した羊蹄山をバックに、斜面一帯に咲き誇る梅の花は見事の一言です。満開時には写真愛好家がベストアングルを求めて三脚を並べます。真っ青な湖面には水上バイクが白い弧を描いていました。来年サミットの開催がきまり、注目される洞爺湖ですが、こんな景色も味わえます。
(笠井嗣夫 当別診療所・薬剤師)

(北海道民医連新聞2007年5月31日号より)
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2007年05月24日

随筆 春の土

北海道民医連新聞2007年5月17日号より。981KB(02:05)

ナニワズの花

随筆「春の土」 樋口みな子

 春の日射しに誘われて、野幌森林公園を散歩しました。雪山に親しんできたので、雪のない森は久しぶりです。シジュウカラが ツツピー、ツッピー、ヒガラが ツピン、ツピン、ハシブトガラが チョーチョーチョとさえずり、春の森はいのちが躍動しています。野鳥たちが絶えず話しかけてくるようで、ひとりで歩いていても心が弾みます。アカゲラのドラミングが森中に響きわたっています。半年ぶりの感触を確かめるように、軟らかな土をしっかりと踏みしめました。
 長塚節の小説「土」の一節に 「春は空からそうして土から微かに動く」とあります。命をはぐくむ春の土では、ザゼンソウやミズバショウがもうすぐの開花を待っていました。雪に覆われていた小川は、春の光を浴びてきらきら光り、エゾエンゴサクもポツン、ポツンと咲いています。もう今頃は群落になっているでしょうか?
 金子みすゞの詩「土」にはこんな一節があります。「打たれぬ土は 踏まれぬ土は 要らない土か。いえいえそれは 名のない草の お宿をするよ。」
 19年も発行を続けてきた家族新聞「銀河通信」の発行に行きづまり、悩んでいた私に、みすゞの詩は「あなたはあなた。そのままでいいのよ」と言ってくれているようで、前に進む勇気をもらえたのでした。
 これからも「名のない草のお宿」をつづけよう。森の中でたったひとりで咲いているのに力強いナニワズの黄が目に鮮やかでした。(江別市在住)

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2007年04月17日

ウトナイ湖畔の愛の賛歌

ウトナイ湖畔の早春
写真上=エゾアカガエルのペア  写真下=ウトナイ湖のハクチョウ

 暖冬と裏腹に、4月に入って冬に逆戻りしたような寒さが続いています。
 でも、野は春本番。
 暖冬の影響で、苫小牧市のウトナイ湖では例年より10日ほど早い3月上旬に北への渡りのピークを迎えたそうで、訪ねた今月4日には、わずかばかりのハクチョウやマガンが湖面で羽を休めているだけでした。
 ネイチャーセンター前から湿地林内の遊歩道に入ると、小鳥の鳴き声に交じり「ウェヘヘ」「ウェヘヘ」という、何やらなまめかしい声が…。そっと近づいてみると、2坪ほどの水たまりでエゾアカガエルたちが身を寄せあい、愛の賛歌を歌っていました。(み)

(北海道民医連新聞2007年4月12日号より)

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2007年04月10日

高齢化進む団地の階段問題で公開シンポジウム

オープニングで、介助されて階段をのぼる患者や、移送業者が車イスの人を4階まで上げる場面のビデオ上映をすると、会場からは驚きの声がもれました。
高齢化が進む公営住宅では、階段昇降が困難なため、介護されて階段を登る患者や、移送業者が車イスの人を4階まで上げる場面を上映すると、会場からは驚きの声があがりました。
民医連新聞2007年4月2日より 1.23MB(02:36)
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2007年03月24日

3・1ビキニデー全国集会に参加して

3・1ビキニデー全国集会に参加して

北海道民医連新聞2007年3月1日号より。620KB(02:38)
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2007年03月22日

深刻な根室の医療

深刻な根室の医療訪問看護ステーション・エトピリカ 小田智恵

(北海荘民医連新聞2007年3月15日号から。2分3秒)
ラベル:勤医協 根室
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医師・看護師不足の解消を

医師・看護師不足の解消を

(北海道民医連新聞2007年3月15日号より。8分52秒)
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2007年03月01日

3・8国際女性デー 立ち上がろう女たち

国際女性デーを知っていますか?
毎年3月8日に、世界の女性たちが、くらしと権利と平和のために立ち上がる日です。
1977年には国連デーとなっています。
  北海道医労連女性委員 佐藤龍子
(北海道民医連新聞2007年2月15日第7面記事より。2分52秒)
ラベル:国際女性デー
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「健康格差社会」の提唱者が講演

「健康格差社会」を提唱した日本福祉大学教授 近藤克則さんが北海道民医連学習決起集会で講演をしました。
(北海道民医連新聞2007年2月15日号第1面記事を音読しています。2分52秒)
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2007年02月28日

看護師復職支援セミナー

看護師復職支援セミナーのポスター
開催日時:2007年3月13日(火),14日(水),15日(木)
場所:勤医協中央病院第二別館3階中会議室
対象:現在働いていない保健師・看護師・准看護師の方で、今後働きたいと思っている方
費用:無料
ポスターを拡大して見る(PDF 178KB)



ラベル:勤医協 看護師
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2007年02月27日

中央病院でイラク人医師が過酷な現状を講演

イラク文化や医療の現状を語るガフランさん
勤医協中央病院医局でイラク人医師、ガフラン・サバさんの講演がありました。
(北海道民医連新聞2007年2月15日号より)



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2007年02月26日

班会で豆腐づくりに挑戦

豆腐作りに挑戦する友の会の面々豆腐やみそ作りにとり組み、元気に活動している友の会の班があります。
札幌市西区、手稲山の麓にある平和班です。
(北海道勤医協友の会新聞2007年1月1日号3面より)


ラベル:勤医協 友の会
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