2007年07月30日

油断大敵! 食中毒

健康ウォッチ 食中毒
北海道勤医協友の会新聞2007年8月1日号より。2.28MB(04:59)


 夏本番! 各ご家庭でできる「食中毒」予防のポイントなどをご紹介します。
 

■食中毒とはなんですか?

 有害・有毒な微生物や科学物質を含む飲食物を摂取したことで、下痢や嘔吐、発熱などを起こす疾病(中毒)の総称です。
 食中毒は、大きくは次の4つに分類されます。

@ 細菌性食中毒
A ウィルス性食中毒
B 化学性食中毒
C 自然毒中毒

 化学性食中毒では、52年前の森永砒素ミルク中毒がよく知られていると思いますが、「さび」も食中毒の原因となります。自然毒では毒キノコ、ふぐは有名ですが、ジャガイモの芽にも有害な毒が含まれているので注意が必要です。

■主な細菌性・ウィルス性食中毒とその特徴を教えてください。

 細菌性食中毒では、サルモネラ、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌。ウィルス性ではノロウィルスが代表的です。

 サルモネラ菌は食肉・卵などが汚染源です。熱に弱いので十分な加熱が大事です。
 腸炎ビブリオ菌は魚介類が感染源です。真水に弱いので十分な洗浄が大事です。
 黄色ぶどう球菌は人の手や皮膚、化膿創などに存在しています。手洗いの徹底と傷に注意が必要です。菌が作る毒素は加熱しても分解されません。
 ノロウィルスは貝類などが汚染源です。激しい下痢・嘔吐が特徴です。

■食中毒防止の3原則とは何ですか?

 原因となる菌やウィルスを、付けない、増やさない、やっつけるが3原則です。そのためには、清潔にして菌を「付けない」こと、迅速な処理や冷却・乾燥などで菌を「増やさない」こと、そして、加熱などで菌を「やっつける」ことです。

■家庭でできる予防のポイントを教えてください。

 4つあります。
 第1に新鮮なものを購入し、冷蔵庫・冷凍庫など適切な場所に保管しましょう。冷蔵庫・冷凍庫の能力が低下しないよう詰めすぎに注意しましょう。
 第2にお料理を作る前にはしっかりと手を洗いましょう。魚・肉・卵などを触った後はもちろん、動物に触ったり、おむつを交換した時にも必ず手洗いをしましょう。
 第3に解凍した食品は、再凍結や解凍を繰り返さないようにしましょう。卵やお肉類は十分に加熱しましょう。魚介類は流し水でしっかり洗いましょう。
 最後に、できあがったお料理はできるだけその場で食べきりましょう。特に夏場は長時間常温での放置は危険です。また温めなおす場合は十分加熱しましょう。

■ノロウィルスの家庭内感染予防について教えてください。

 毎年冬期間を中心にノロウィルスが原因と思われる食中毒や感染症が多発します。学校や病院などで集団発生するのは、感染した人の糞便や嘔吐物を正しく処理しないために起きる感染が原因です。外部から家庭に、また家庭内で感染が広がらないように次のことに注意しましょう。

1 外出後、用便後などにしっかりと手洗いをしましょう。
2 便や嘔吐物で感染されたと思われる場所は痔亜塩素酸ナトリウム(ブリーチ)で清掃しましょう。
3 嘔吐や下痢症状のある時は、調理や乳幼児の世話を控えましょう。また入浴を控え、タオルの共有も避けた方が良いでしょう。

(勤医協友の会新聞 2007年8月1日号より)
posted by kin-ikyo at 13:11| Comment(0) | TrackBack(1) | 健康ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 食中毒食中毒(しょくちゅうどく)とは、有害・有毒な微生物や化学物質等毒素を含む飲食物、水をヒト|人が口から摂取した結果として起こる下痢や嘔吐や発熱などの疾病(中毒)..
Weblog: るなの部屋
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