2010年04月07日

映画案内 おとうと 山田洋次監督作品

「寅さん」の渥美清が、鉄郎の笑福亭鶴瓶になった…? そんな感じがする山田洋次監督の映画「おとうと」です。東京の私鉄沿線、商店街の一角にある高野薬局を女手一つで切り盛りするしっかりものの姉が吉永さゆりで、誰もが見放しそうな弟、いえ、みんなが見放した弟を見事にフォローします。

現代劇らしく、忙しい医師の姿や、身寄りのないお年寄りが入所できるグループホームが登場したり、認知症になりかかった義母が同居していたり…。現在の社会をチクリと風刺しながら、こんな社会を作りたいという気持ちも込められている映画です。

郊外型の大型店舗に消費者を奪われがちな現在ですが、地道な地域商店街のつながりも映し出しながら、地域社会の有り様も考えさせられる作品でした。

1960年の市川崑監督による映画「おとうと」 に敬意を表して制作され、映画からさらに絵本が誕生しました。

山田監督は編集途中のフイルムを見ながら、「何も大きなことは起きないんだけど、こんなごくごく当り前の会話や振る舞いを見ているだけで何だか涙が出てくる」 と語ったそうです。道内各劇場で上映中。(釣本道子・県連事務局)

(北海道民医連新聞 2010年2月25日号より)
posted by kin-ikyo at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 新刊・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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