2010年04月07日

Field-note 北の自然 ニワウルシ

Field-note 北の自然 ニワウルシ

雪原を歩いていたら、頭上から「シャララララ」と透明感のある繊細な音が聞こえてきました。見ると枝先にぶら下がった二ワウルシの実が風に揺られて音を立てているのでした。ほとんどの樹木がとうの昔に種を落としている中、まだこんなにもたくさんの実をつけているとは、なんてのんびり屋さんなの!…と思わず言いたくもなりますが、どうやらそれにはちゃんと訳があるようですよ。

二ワウルシの実は、薄い翼の真ん中に丸い種がちょこんとくっついていて、サーフボードに乗ったサーファーのような姿をしています。これが風に乗ってふわりと飛んで行くのですが、枝先に長く残しておけばおくほど乾燥して軽くなり、風に乗りやすくなります。また、この実はしっかりとくっついていて、ちょっとやそっとの風では落ちません。弱い風と強い風、どちらが遠くまで種を運んでくれるのかを考えると、なぜだか理由が分かりますね。そう、より遠くに運んでくれる強風でしか落ちないよう、わざと落ちにくい仕組みになっているのです。遅くまで種を残しているのには、こんな理由があるのですね。

(北海道民医連新聞 2010年2月25日号より)
posted by kin-ikyo at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | Field-note 北の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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