2009年12月25日

ツリバナ

Field-note 北の自然 ツリバナ

葉をすっかり落として休眠に入った樹木が、次世代をつなぐために枝先に残しているのが実です。中でもよく目立つのが写真のツリバナ(吊花)です。真っ赤な鞘がパカッと割れて、中から朱色の種がぶらんとぶら下がっている姿はユーモラスです。この実を食べるのは鳥たちで、バクリと食べた後、種はフンとなって地面に落とされ春に芽を出します。

ただひとつ気になるのが、実は種の上に薄い皮を一枚まとっているだけで、果肉というものがほとんど無いのです。ということは鳥にとって栄養になる部分がほとんど無いと言うことになります。それでも冬の終わりにはすっかり無くなるところをみると、鳥にとって何か特別な効用のある成分が含まれているのか、それともただ単においしそうな見た目に騙されているのか…。

いずれにせよ果肉を作らなくて良いというのはローコストで済むわけで、ツリバナに限らず、植物は効率よく子孫を残すために知恵を絞っているのです。

(北海道民医連新聞2009年12月10日号より)
タグ:ツリバナ
posted by kin-ikyo at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | Field-note 北の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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