2009年12月01日

新刊紹介 笑って死ねる病院 テレビ金沢

笑って死ねる病医医療の平等を貫いて

 2008年6月に日本テレビ系列で放送されたテレビ金沢制作「笑って死ねる病院」が本になりました。

 番組は石川民医連・城北病院が、終末期の患者に寄り添って希望をかなえていく様子を紹介したもので、放映後に大きな反響を呼びました。書籍化にあたり、放送された2人の患者さんに加え、新たに4人のエピソードを紹介しています。

 34歳の若さで胃がんでなくなった男性。最後にパチンコをしたいと希望し、医師や看護師が付き添ってパチンコ屋に行きます。看護師2人は大音響に驚き、思わず耳を塞ぎますが、患者のためなら濁った空気も苦にしません。約2時間、男性は痛み止めもなしに無心に玉を打ち続けました。

 ALS (筋萎縮性側索硬化症)の49歳の女性。人工呼吸器をつけ、娘さんの結婚式に参列する様子や、参列するまでの葛藤が克明に描かれます。

 死を前にした患者さんの思いが胸に迫り、患者さんに寄りそう医師や看護師たちの姿に涙が出ます。「医療の平等」を貫き通す城北病院職員集団が、同じ民医連の仲間であることを誇らしく感じます。医療制度の矛盾も声高にではなく告発しており、改善に向けて、闘志も湧いてきます。(子)(ワニブックスPLUS・760円+税)

(北海道民医連新聞 2009年10月22日号より)
posted by kin-ikyo at 15:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 新刊・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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