2009年08月11日

新刊紹介 われら青春の時 佐藤貴美子著

われら青春の時
民医連草創期のロマン

1953年9月、名古屋市南部の農村地帯に民主診療所が産声を上げました。新卒女医 「わ子さん」 がこの小説の主人公です。本名伊藤和子さん。戦後の激動期、いのちの平等と平和を求めてまっすぐに立ち向かう姿が生きいき描かれています。弾圧で逮捕された仲間、セツルメント活動を通じて知った「いのち」の重み。ごく普通の女性医師がなぜあばら家に住みこんで民主診療所の初代所長になったのか? 診療所に寄せる地域の人々の信頼はなぜ生まれたのか? 迷い悩みながらあるべき姿を追い続けた民医連の先輩たちの息づかいが伝わります。

同じころ、北海道勤医協は全道各地に14診療所を立ち上げ、医師不足と経営難で塗炭の苦しみを味わっていましたが、やがて 「不死鳥」 のようによみがえります。そこでも平和を求める道民の運動と結びついた先輩たちの活動、北大・札医大の学生たちのセツルメント活動がありました。

民医連綱領の改定が提起されています。60年も前の草創期の精神が、歴史の検証に耐えて輝きを増しています。当時の「青春」「ロマン」 に触れることは、きっとみなさんの民医連人生を豊かにするでしょう。(S)(新日本出版社・2000円+税)

北海道民医連新聞2009年8月6日号より
posted by kin-ikyo at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 新刊・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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