2009年08月11日

新刊紹介 どんとこい、貧困! 湯浅 誠著

どんとこい、貧困!
自己責任論よさらば

「努力しないのが悪い」「死ぬ気でがんばれ」「かわいそうだけど仕方ない」と「自己責任論」で責め立てられているのは大人だけではありません。本書は読者を中学生以上に想定し、貧困とは何か、どうすれば解決できるのかを、極めて説得的に提示しています。

例えばイス取りゲーム。イスに座れないのは本人の努力がたりないからではなく、みんなが座る分だけイスを用意していないから。貧困も同じこと。正規労働者をどんどん減らせば、イスに座れず、低賃金で働かされる非正規労働者が増えるのは当たり前。分かりやすいですね。

タイトルの「どんとこい」は歓迎ではなく、「貧困から逃げずに立ち向かえる社会を作ろう」 というメッセージが込められています。

大企業が「『国際競争に勝てないから』と脅して賃金を下げるのは、社会の利益にならない。そんな企業なら出ていってもらったほうが社会のため」と言う批判は痛快。日本が賃金を下げたら他の国も下げ…キリがない。生活を守るために際限なく我慢し続け、さらに生活を悪化させる社会なんて、変えなければなりません。変えるチャンスが来月末に訪れます。(渋)
(理論社YA新書・1300円+税)

北海道民医連新聞2008年7月23日号より
posted by kin-ikyo at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 新刊・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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