2009年08月11日

新刊紹介 北の反戦地主 川瀬犯二の生涯 布施祐仁著

北の反戦地主 川瀬犯二の生涯
 素朴さと気高さと

日本平和委員会の機関紙「平和新聞」の編集長を務める筆者は、北大在学中から13年あまり矢臼別・川瀬氾二さんのもとへ通い続けました。その生涯をまとめようと足かけ2年にわたる聞き取りを終えた直後の昨年10月、川瀬さんは病に倒れ、今年4月、83年の生涯を終えました。

川瀬さん自身は自分のことを 「反戦地主」とは言わず、「矢臼別の住人」と自己紹介していました。声高に「反戦・平和」 を叫はなく、演習場のど真ん中で47年にわたってくらし続けたこと自体が、川瀬さんの 「平和運動」 でした。

生前、川瀬さんが書き残した色紙の中に「時速4kmの人生」 という言葉があります。80歳のお祝いの席でのあいさつでは 「自分の中に憲法9条が根付くまでに20年かかった」とも述べています。

厳しい自然の中で、自分たち家族のくらしを守ろうと、しっかりと着実に生き続けてきた川瀬さんの飾らない人生の一端を知ることができる1冊です。

今年、矢臼別平和盆おどりは45周年を迎えます。川瀬さんのいない、初めての平和盆おどりですが、この本を読んだあなた、ぜひ一度、矢臼別へ行ってみませんか。 (晃)
(高文研・1600円+税)

北海道民医連新聞2009年7月9日号より
posted by kin-ikyo at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 新刊・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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