2009年06月08日

サンタローザのエコノミー

オーティスあゆみアメリカ通信

 オバマ大統領の就任で米国民の期待は最高潮に達しています。ところがその同じ時に、私が住んでいるサンタローザの2大企業が大幅人員削減をして嘆かれています。

 1つはアジレントテクノロジーといって、かっては日本から何人もの派遣労働を受け入れていた電気機器メーカーです。2週間ほど前に300人の職員を解雇しました。300人ですよ、300人! 私の友人の夫もそこに勤めていて、友人夫婦は発表があるその週、緊張で眠れなかったと言っていました。

 今回の解雇は、マネージャークラスの人たちがほとんど。いわゆる高給取りクラスの人たちが大幅に解雇されたのです。

 「解雇された人たちはこれからどうやって仕事を見つけていくんだろう…」なんて話していたら、もう1つの大企業メドトロニックという医療機器メーカーが240人の従業員を解雇しました。1998年には1500人の従業員が働いていたのですが、経済状況の悪化から徐々に解雇者が出て、現在910人の従業員数となっています。


 このような経済状況の中で新しい仕事を見つけるのはとても大変です。アジレントテクノロジーで解雇された人たちは、エンジニアという職場が限定される職種についていたので、同じような仕事を探すとなるとサンタローザではほぼ不可能です。アメリカ全土、どこにでも行く覚悟で再就職先を見つけなければならないと嘆いています。

 市の職員の公募があると、わずか2つのポストに150人ほどの応募者が殺到するそうです。

 こんなご時世なので、私が働く老人ホームも例外ではありません。勤務時間を削減されて賃金が下がろうと 「仕事があるだけいいよね〜」 というのが、最近の私たちの口癖になってきました。なんだか文句が言えない状況にされつつあって、怖い気もしますよね。

(北海道民医連新聞2009年5月28日号より)
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