2008年12月04日

中央病院の最新CT検査について

健康ウォッチ 最新CT検査について64列マルチスライスCT装置
北海道勤医協友の会新聞2008年12月1日号より


 中央病院のCT検査では、今年3月末から導入した「64列マルチスライスCT」 (以下64列CT=上写真)が活躍しています。

■「マルチスライスCT」とは?
 
 「CT(コンピューター断層撮影法)」とは、身体に]線を照射し、通過量の差などのデータをコンピューター処理することで身体の内部を画像化する検査のことです。身体の内部の構造を詳しく調べることができるので、症状や尿・血液検査だけでは分からなかった大切な情報を与えてくれます。装置から発生する]線を受け取る検出器が複数あるものを 「マルチスライスCT」といいます。検出器が多くある方が短時間にたくさんの画像を得ることができます。近年のCT技術向上で、検出器は2列から4列…64列と増え続け進化しています。

■「64列マルチスライスCT」の特徴

 当院で導入した「64列マルチスライスCT」には次のような特徴があります。

1)0.5ミリの非常に細かい間隔で、1度に広範囲を撮影できる(胸部から腹部までを1回の息止めで撮影可能)

2)得られたデータを再構成し、立体的な3次元画像をつくれる(追加撮影の必要が無く、より詳細な情報が得られる)

3)装置の高速化により撮影時間が短縮された(4列CTでは胸部20秒、腹部30秒だった撮影時間が、胸部8.5秒、腹部10秒へ短縮)

■ 心臓の検査で威力を発揮

冠状動脈の3次元立体画像 今までは、心疾患の主な原因となる冠状動脈(心臓をとりまく血管)の狭窄・つまりなどの異常を発見するために、直接手足の動脈から管を入れていく「心臓カテーテル検査」が行われてきました。しかし、64列CTの導入で、広範囲の細かな情報を短時間のうちに画像化することができるようになり、これまでCTが苦手としていた心臓分野でも威力を発揮するようになりました。

 この装置の場合、腕の静脈から造影剤を注入し、専用の台に仰向けに寝たまま大きな円筒状の装置の中をくぐり、少しの間息を止めるだけで冠状動脈の異常がわかります。検査時間はトータルで10分前後と短縮され、入院の必要もなくなりました。動脈に針を刺す必要がないため、検査後も特別な止血操作や安静時間は必要ありません。

 このことは64列CTの最大の利点といえます。さらに患者さんへの被爆も最大で50%低減されました。身体に優しく安全な検査法として、患者さんにストレスなく検査を受けていただけます。

 CT検査を受ける際は、看護師や診療放射線技師が丁寧に対応します。疑問な点などは気楽にご相談下さい。
診療放射線技師スタッフ

関連情報
より細かく,より速く,広範囲の画像を提供―64列マルチスライスCT導入―
posted by kin-ikyo at 12:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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