2010年01月04日

虫歯の治療に12万円!

オーティスあゆみアメリカ通信

ベネフィット(保険) のこと、書きましたよね。

早速給料から天引きで子供たちの歯の保険料もひかれています。なので活用すべき! と思い、子供たち2人を歯医者に連れて行きました。

長男の海はちょっと八重歯っぼい歯があって、こっちだとこういう歯は嫌がられるからな…と思っていたら案の定、歯科矯正が必要だと言われました。親知らずもあり抜歯も必要かもと。

まずは矯正専門の歯科医(Orthodontists)を受診して判断してもらうようにと。以前陸が歯科矯正の治療を受けていたので、おなじ歯科医を受診しました

とても歯が込み合っているので上下両方とも矯正が必要で、親知らずの抜歯は今じゃなくてもだいじょうぶだといわれました。さて、この矯正、保険のカバーは微々たるもので陸が以前に治療したので、2人目ということで5万円引きのファミリーディスカウントがついて総額4875ドル。50万円くらいでしょうか?(今、円が強いんですよね〜)

最初の頭金が875ドル、その後ほ月々200ドル払いの20ヶ月ローン。これはもちろん、金利がつかないローンです。

え? と固まっていましたが、「お願いします!」と即答する夫。なぜに?

「歯は大事だから何をおいてもこの治療は必要だ」やっぱ、そうなのか、アメリカは…。

日本だったら、こういう歯の人、いっぱいいるんだけれど…。しかし、海も15歳。やっぱ歯は大事なのかとも。「あの時歯を治してくれなかったから、彼女が出来なかったんだ!」って、あとでいわれるのは辛い。しぶしぶローンの申し込み用紙にサインする私。

そして次男の陸。今度は虫歯が6本。「すごく小さいから2回の通院で全部直せます。しかもエアーブラシを使って、無痛で簡単に治せますよ!」って。6本の虫歯治療、総額1200ドル(約12万円)、これって、65%の保険のカバーの後の金額。「良かったですねー、保険があって。65%もカバーされるんですよ…」。

でも、虫歯の治療に12万円って、どういうこと?「大丈夫ですよー、月々98ドルの12回払いで無利子です〜」

ああ、アメリカよ! 歯医者の治療費ほ何とかならないものかね〜。

(北海道民医連新聞2010年1月1日号より)

2010年01月02日

field-note 北の自然 美しく装うオスたち

Field-note 北の自然 新春特番

皆様、新年明けましておめでとうございます。今年も自然が身近に感じられるような、楽しい記事をお届けしていきたいと思いますので、一年間どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回は進化についてお話したいと思います。進化論というと、高校の教科書にも載っているイギリスの産業革命のお話が有名ですね。どんなお話だったか、ちょっとおさらいしてみましょう。イギリスにはオオシモフリエダシャクという、白っぽいまだら模様の蛾がいるのですが、産業革命以後この蛾が黒く変化しました。林立する工場から排出された黒煙によって、木の幹にくっついていた地衣類(コケのような植物)が死んでしまったことと、幹自体が黒く染まったのが原因です。隠れ蓑となっていた地衣類が無くなり、加えて幹が黒くなってしまったのでは、天敵の鳥たちに 「私はここにいますよ」と教えているようなものです。結果、それまでは僅か一割ほどだった突然変異である黒色の蛾が、50年間の間になんと9割を占めるまでにもなったのです。これは蛾が「黒い方が見つかりにくいみたいだぞ。よし、黒色に変身しよう!」と思ったわけではなく、たまたま黒色の蛾がこの時の環境に適していたことから生き残り、その遺伝子が受け継がれたため数が増えたというものです。このように生物は、突然変異を繰り返しながら、その時の環境に最も適したものが生き残っていく仕組みを持っています。

ところで、生物の中には、どう見ても生きていくのに不利なんじゃないかと思うような風貌をしたものも数多くいます。例えばクジャクの雄。地面を引きずるほど長い尾羽はいかにも邪魔くさそうだし、派手な色や目玉模様は敵に見つけてくれと言わんばかりです。それでも生き残ってきたのは、雌がそういった雄を結婚相手として選んできたからで、目玉模様の数や尾羽の長さが相手選びの重要な基準になっているのです。ただ、あまりにも派手すぎたり動きにくいようでは命そのものが脅かされてしまうので、そのあたりは絶妙なバランスの上に成り立っています。

オシドリ

写真のカモたちも雌のお目に叶うよう、美しく進化してきました。カモの雄はどの種類もカラフルで実に個性的。種類によって模様が全く違うのは、水面に集まったときに雌が間違って他の種類の雄を選ばないようにするためです。ただ、目立つということはそれだけ敵にも見つかりやすいということなので、繁殖期以外は雄も雌と同じような茶色い目立たない色をしています。こうして、雌の気を引く美しさと、天敵から身を守るという二つのバランスをうまくとっているのです。

オナガガモ

それにしても雄たちの美しいこと。特にオシドリは十二単(じゅうにひとえ)をまとっているかのように艶やかです。雌の選択によってここまで進化したということが分かってはいても、思わず「面食いなんじゃないの」と突っ込みを入れたくなってしまいます。

マガモ

(北海道民医連新聞 2010年1月1日号より)
タグ:進化論
posted by kin-ikyo at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | Field-note 北の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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