2009年09月21日

field-note 北の自然 「スジグロシロチョウ」

Field-note北の自然 「スジグロシロチョウ」

 里山はもちろん、街中のちょっとした草地や庭などでも普通に見ることのできるシロチョウの仲間たち。どれも姿がよく似ているため、全部ひとくくりにしてモンシロチョウと呼ばれることが多いのですが、シロチョウはモンシロチョウの他にもスジグロシロチョウ、エゾスジグロシロチョウなど数種類がいます。

 ごく平凡なチョウではありますが、じっくり観察していると、いろいろとおもしろい行動をしていることに気づきます。例えば、2匹のチョウがいて、1匹は花の上にとまってお尻を垂直に立て、その周りをもう1匹が飛んでいる。これは周りを飛び回っているのが何とか交尾をしたい雄で、花にとまってお尻を上げているのが、それを拒否している雌です。雌は交尾に時間を取られるくらいなら1個でも多くの卵を産みたいのです。

 写真のように湿った地面にとまって吸水していることもあります。こういった行動をするのは羽化直後の雄が多く、性的に成熟するために必要なナトリウムイオンを摂っていると考えられています。

 北海道民医連新聞2008年8月20日号より
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2009年09月06日

健康ウォッチ 新型インフルエンザと肺炎のはなし

健康ウォッチ 新型インフルエンザと肺炎のはなし

インフルエンザは、突然現れる高熱、頭痛、関節痛など全身の症状が強いのが特徴で、併せてのどの痛み、鼻汁、せきなどの症状も見られます。さらに気管支炎、肺炎などを併発し重症になることがあります。特に高齢者、呼吸器や心臓などに慢性の病気をお持ちの方はインフル工ンザそのものや、もともとの病気が悪化しやすく十分な注意が必要です。これから本格的な流行のシーズンをむかえます。今回、新型インフルエンザと肺炎について中央病院尾形和泰副院長にお聞きしました。

■未だ猛威を振るう新型インフルエンザ

この春にメキシコからアメリカ・カナダヘ、そして全世界に拡がった新型インフルエンザは、5月の連休ころから日本でも患者さんが発生しました。防護服を身に付けた空港検疫やホテルへの隔離など、やや過剰とも思える水際阻止作戦も展開されましたが、結局は日本中で患者さんが発生し、渡航歴がなかったり、感染源を特定できないケースも見られるようになりました。当初は加熱していたマスコミの報道も最近は下火になり、もう流行が終わったとさえ思っている人も少なくありません。

一方、南米やオーストラリアでは大きな流行になり、日本国内でも実際には患者さんは減ることはありませんでした。国は7月末から新型インフルエンザの発生をすべて把握することをやめ、学校や施設などで集団発生が疑われる場合にだけ報告する仕組みになりました。札幌市や北海道でも発熱相談センターで電話対応して発熱外来受診を勧める方法をやめて、すべての医療機関で対応することになっています。

スペインかぜ・アジアかぜ・香港かぜなど、過去にパンデミック (世界的な流行) を起こしたインフルエンザも、その当時は「新型インフルエンザ」 であり、数年経って季節性インフルエンザ(A香港型・Aソ連型などと呼んでいるもの)になっています。これら過去の 「新型」インフルエンザでは第一波よりも第二波でより大きな流行になっていました。また現時点を国内流行の第一波と考えないほうが良いとも言われていますので、今後は秋から冬、さらには来年以後に起きると予測されている本格的な流行に向けての対策が大切です。

■一般的な予防について

新型インフルエンザの一般的な予防は、今までのインフルエンザ (季節性) と特に変わりません。

@不要不急の外出を避け、人ごみにはなるべく出ないこと
A外出時にはマスク着用、咳エチケット遵守
B外出後のうがいと手洗い

新型インフルエンザのワクチンは、今の予想では、この秋には十分にいきわたらない可能性が高く、厚生労働省が予防接種の優先順位を決めますが、大きな混乱を起こす可能性があります。アメリカのCDC (疾病対策予防センター) は妊婦、若年者、医療従事者、救急隊員などにワクチンを優先させると発表しています。

一方、季節性インフルエンザのワクチンは例年とそれはど変わらなく供給されると思いますので、呼吸器疾患をはじめとする慢性疾患を持っている方は、今までどおり季節性インフルエンザのワクチンを接種しておくことも大切です。

■ 肺炎の予防が大切

新型インフルエンザも今までの季節性インフルエンザと感染の仕組みや病態に大きな違いはなく、感染後にもっとも注意しなくてはならないのは、細菌性肺炎の合併です。過去のパンデミックの際に亡くなった方の多くは、細菌性肺炎であったことが知られています。スペインかぜの病理検体の調査では、96%の方が肺炎で、約70%の方に菌血症(細菌が血液中に進入した状態) を併発していたと言われています。

一般に、インフルエンザに合併する肺炎では、肺炎球菌・ブドウ球菌・インフルエンザ桿菌などの細菌が検出されることが多く、特に肺炎球菌による肺炎では菌血症を伴ったり、呼吸不全などで重症化しやすいため、肺炎球菌のワクチンが重要と考えられます。このワクチンですべての肺炎を予防できるわけではありませんが、重症化を減らす効果はあるようです。すでに呼吸器疾患のある方や高齢者では接種を済ませている方もいらっしゃいますが、前回の接種から期間が長くあいている場合には再接種も考慮すべきという意見もあります。

肺炎球菌のワクチンは、現時点でも多くの医療機関で接種可能です。あわてずにかかりつけの医師に相談してみましょう。

※肺炎球菌ワクチンは健康保険対象外となります。料金や接種などについては、お近くの勤医協の病院、診療所にご相談下さい。

咳エチケット
posted by kin-ikyo at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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